【麻雀】イーシャンテンにおける切り方のパターン

 イーシャンテンでの切り方にはいくつかのパターンが存在する。なお、国士無双七対子にはあてはまらない。

 ①両面ターツ固定

 ②面子確定(順子)

 ③面子確定(刻子)

 ④雀頭固定

 ⑤リャンカンに構える

 ⑥ノベタンに構える

 ⑦その他

 それぞれの手牌例を挙げる。

 ①

f:id:stat_s:20191001155113j:plain

 雀頭候補があり、かつ両面ターツもどきが2つあるときは、どちらかを両面ターツに固定する。この手牌で言えば3ピンか4ソウを切る。

f:id:stat_s:20191001155634j:plain

 この手牌も同じ。

f:id:stat_s:20191001155802j:plain

 この手牌は両面ターツもどきが1つと、カンチャンターツもどきが1つ。ただ4ソウを切るよりは3ピンを切って両面に固定する。

 ②面子確定(順子)の場合は中ぶくれの牌を切るか、亜両面(6788のようなやつ)の伸びてる牌を切るかのどちらかになる。

f:id:stat_s:20191001160645j:plain

 この手牌なら中ぶくれの7ピン切り。

f:id:stat_s:20191001160952j:plain

 この手牌なら亜両面の8ピン切り。

f:id:stat_s:20191001161212j:plain

 上の2つの手牌は雀頭候補が決まり切っていないが、この手牌は雀頭候補がピンズの2か9でほぼ決まり。ただ、それらが暗刻になることも考慮し、9ソウを切って順子を確定させておく。

 ③面子確定(刻子)の場合は、暗刻のくっつき牌(一間飛びを含む)を切るだけである。

f:id:stat_s:20191001163031j:plain

 この手牌なら8ピンを切って刻子を確定させる。この手牌で聴牌になるのは、3-6ピン、3-6-9-7ソウ、南のみ。8ピンや9ピンを引いても聴牌にならない。

f:id:stat_s:20191001164030j:plain

 この手牌も6ピンを切り、刻子を確定させる。刻子を確定させる条件は、その刻子の付近の牌を引いても聴牌にならないときである。上の手牌なら6ピンや7ピンを引いても聴牌にならない。

 ④

f:id:stat_s:20191001170019j:plain

 両面ターツもどきと両面ターツが1つずつあるので、6ソウを切って雀頭を固定させる。

f:id:stat_s:20191001170205j:plain

 似たような形だが、この場合は1ピンを切って雀頭を固定する。この後に2ピンや4ピンを持ってきたら6ソウを切る。

 ⑤

f:id:stat_s:20191001171007j:plain

f:id:stat_s:20191001171018j:plain

 受け入れ枚数はそこまで変わらないので、9ピンを切ってリャンカンに受けるのもアリ。正直リャンカンに構えるのはイーシャンテンのときよりもリャンシャンテンのときのほうが多いと思う。

 ⑥

f:id:stat_s:20191001221551j:plain

f:id:stat_s:20191001221636j:plain

 ノベタンに受けるのは大抵の場合聴牌した時なので、イーシャンテンではあまり出てこない。

 ⑦

f:id:stat_s:20191001222058j:plain

 打西→ツモ2ソウ→白切りリーチといった感じで、不要牌やトイツ落としをするだけで自然と聴牌になるケースもある。これに関しては説明のしようがない。

 ①~④のパターンはよく出てくるので是非覚えておきたい。